つぼいさとしの気まぐれ日記

日常の中で刹那に思ったことをつぶやきます!よろしくお願いいたします!

共通していた偉大な経営者の特徴

 

みなさんこんにちは!

つぼいさとしです。

 

今日はまた一冊本を読み終えましたので、その感想記事になります!

 

今回読んだ本は、、、

ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」』

です。

 

日本が誇る大企業というと、みなさんはどの企業を思い浮かべるでしょうか?

トヨタ自動車が恐らく筆頭に上がると思いますが、

やはりあのSONYも、日本が誇る技術の会社としてみんな想像しますよね。

 

日本に生きていれば知らぬものはいない、

押しも押されぬ世界的大企業、SONY

そのトップとして、平社員から社長にまで上り詰めた平井一夫さん。

その人が著者になります。

前に、 SONYが赤字続きにより危機に瀕して、

よくメディアで「SONY沈没」とか強烈に批判されていたのを覚えています。

それを復活させて、当時一躍有名になった社長ですよね。

 

会長職も早くに退いてからは、

よくYouTubeとかでも目にしていたので気になってまして、

今回書籍を購入して読んでみました。

 

最高の本、紹介させてください!

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▼簡単なあらすじ&紹介

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SONY社長:平井一夫さんの幼少期からスタートします。

彼は父の仕事の都合で住む場所を転々とする、いわゆる転勤族でした。

幼いころにアメリカに移り住み、

その後も日本とアメリカを行ったりきたり。

その度に彼は「余所者」としての自分に苦しんできました。

大学を卒業し、SONYに入社してからもその繰り返し。

英語ができることから、社会人になってもアメリカと日本を行ったり来たり。

しかし彼は、その経験をむしろ糧に、仕事にプライベートにと全力を尽くします。

幼少期から社会人になって続いた彼の経験が、

いかに糧となり彼をSONY社長まで押し上げたのか。

SONYの歴史を踏まえながら、彼の人生との交わりを描いた作品です。

 

▼読んでみての感想(この書籍の魅力)

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①偉大な経営者同士の共通点を知れる

少し前の記事でも投稿させてもらったのですが、

直近でディズニー社長の自伝的ビジネス本?も購入して読み終えていたんです。

本を多く読み始めると気づく醍醐味の一つですが、

ディズニー社長と非常に似通った点が、平井さんの本の中にはありました。

というより全く同じ点です。

 

○社員(仲間)との対話を欠かさない

○決して相手の意見(本の中では「異見」と表現されている)を否定せず、

しかし最後の決定は自分が全て背負う

 

この2点です。

ディズニー社長の書籍の中でもありましたが、

本当に全く同じことが、平井さんの本の中でも言及されていました。

平井さんがリーダーとして強く意識して取り組んでいたことです。

#他にもたくさんありますが、ここではこの2つに絞っています

 

常にマイノリティーを味わってきた自分だからこそ、

毎回「異見」を社員から求め、会話を重ねて、

自身の経営判断の材料とされていました。

そしてずっと続けていた、社員とのランチ会や、

世界中の各工場を周り技術者と懇親会を開いていたことも、

彼の本質を知るとても魅力的なエピソードでした。

 

周りから尊敬されるリーダーの要素として、

上記2点を貫き考え通し、実行することが非常に重要なことなのかもしれません。

 

SONYの歴史も同時に知ることができる

「いやそんなの興味ないよ」っていう方も多いかもしれません。

しかしここも非常にこの本の魅力的な点でした。

平井さん自身、公言しているほどSONY製品の大ファンです。

その愛が出ているのか、自身の人生を交えながら、

SONYの成り立ちから現在までの道のりを書いてくれていますので、

SONYがどのような苦難を乗り越えてここまでの企業に成長したのか、

その知識が教養として身つくかと思います。

私はSONYの創業時のことなんて全く知りませんでしたが、

東京通信工業」という会社で二人の創業者が旗揚げし、

技術を追求して会社をのし上げてきたことが驚きでした。

どこか、最初からSONYSONY。なあーんて思ってましたからw

どの企業にも歴史あり。

教養としての勉強にも、最適な一冊かと思います。

 

▼まとめ&個人的な思い

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レビューにも何個かそのようなコメントを見つけましたが、

最後の最後まで、平井さんの人柄の良さがわかる本です。

なんでしょう、「異見」を徹底的に求めると公言しているからこそなのか、

文一つ一つが丁寧で、決して誰かを否定したりする文はないんです。

むしろ、人柄の良い平井さんだからこその悩みもたくさん吐露されていました。

パソコン事業の売却を決断した後、

技術者とのパーティー(お祭り)に出席した際(在任中は欠かさず参加されていた)、

とある社員(技術者)に家族写真を求められ、

撮った後に「自分は〇〇を担当しています。切られる対象なんです」

みたいなことを言われたというエピソードは、

非常にこちらも胸が締め付けられる思いでした。

大企業だからこそ、自分の判断は多くの社員とその家族に影響が出る。

でもリーダーとして辛い決断を先送りにはできない。

リーダーとして苦悩がうかがえます。

大企業のリーダーとして、そして人として、

走り抜けた平井さんの人生がそこにはありました。

 

ディズニー社長の書籍の中でも、

「仕事の成果を出すことと、人柄は共存できる」

とありましたが、まさに平井さんがそうだと私は思います。

 

みんな、多かれ少なかれ誰かの上に立つことはあるでしょう。

世の中のリーダーのみならず、全員の心に刺さる本だと確信しています。

 

気になった方はぜひ購入して読んでみてください!

 

それではまた次の記事でお会いしましょう!

 

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