変身
みなさんこんにちは!
つぼいさとしです。
みなさんはフランツ・カフカという人物をご存知でしょうか?
小説をあまり読まない方でも、知っている人はいるかもしれません。
学校の教材としてもよく取り上げられている作家で、世界的にも有名な人物です。
※画像はWikipediaさんより引用
とても凛々しい方ですよね。
この後話す代表作の名前を言えば、「あ!聞いたことある!」
ってなると思います。
ここ最近読んだ小説の中で、1番印象に残った作品、作家。
今日はそのお話をさせてください!
それではいきます!
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まず簡単に、フランツ・カフカの基本情報です。
チェコ出身で、保険局(今の東京海上みたいな会社なのかな?w)で勤めながら、
執筆活動を行なっていました。そして40歳という若さで生涯を終えています。
とにかく創作に関する熱意は人一倍で、
女性遍歴もなかなかなのですが、愛した女性との結婚が現実味を帯びてくると、
創作の邪魔になるのではと足踏みしてしまったエピソードもあるとか。
代表作は『変身』、『審判』や『城』など、短編長編さまざまです。
でも宮沢賢治などと同じように、存命中というよりむしろ死後に脚光を浴びました。
友人に自分の作品は燃やすようお願いされていましたが、
その友人は覚悟を決めて外へ発表したのです。そしてその作品たちが大きく評価され、
多くの月日を重ねた今でも、現代人の我々に読み継がれています。
▼変身
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さて、みなさんは代表作の中でも特に有名な『変身』はご存知ですか?
冒頭で申し上げた通り、特にこの『変身』は学校で取り上げられることも多く、
ご存知の方も多いかも。
朝起きたら虫になってた主人公のお話です。
聞いたことありませんか?w
本をほぼ読まない私でも学校での授業を思い出せたので、
みんさんも是非思い出して、読み直してみてください。最高です。
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あらすじだけ軽く紹介させてください。
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○朝起きると、主人公は悍ましい虫になっていた。
○虫の体の自由に動かそうと、悪戦苦闘する日々を送る主人公
○彼の扱いに苦慮しながら、日々の生活を生きる家族
○次第に主人公の存在が、しかし確実に家族の仲を引き裂いていった
○衝撃のラスト
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めっっちゃざっくりいうとこんな感じですw←ざっくりしすぎで怒られそうw
ある日急に虫になってしまった主人公とその家族の悪戦苦闘の日々を描いた作品です。
がしかし、、、
結構なダークエンドというかハッピーエンドで終わらないのがこの作品の見どころ。
ラストは主人公がどうなるのか、是非購入して読んでみてください!
▼まとめ
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もういきなりのまとめにいかせてください。
私の個人的なポイントなのですが、、、
「虫になった明確な理由」
これがまっったく記されていないのです。
こういった人間が変身してしまう作品はよくあるじゃないですか?
でもほとんどの作品が、ディズニー作品の様に、
何か悪さをしたとか、罪を犯したとか、理由があって罰として別の姿に変えらていれる話はよくあるものです。
でもカフカが描く変身にはそれがない。
終始その理由がないから、ラストの衝撃と合わさると、
非常に救いのない話にも聞こえてくるのです。
なぜ彼はそんな作品を作ったのだろう。
何を表現したかったのだろう。
私は彼の人生を辿り、自分なりの解釈を見つけました。
こういうのは、後でみんなで言い合いっこするの楽しいですよね。
いつか、カフカの話を、この記事を読んでくださっているみなさんと飲みにいって、
語り合いまくりたいものです。
それではまた次の記事でお会いしましょう!
※著作権とかネタバレとか色々あると思うので、がっつり内容話せなくてすみません^^;
▼本を出版しています。レビューなど書いてくださる泣いて喜びます(ΩДΩ)