つぼいさとしの気まぐれ日記

日常の中で刹那に思ったことをつぶやきます!よろしくお願いいたします!

数字だけに囚われるな!全ての数字には意味がある

みなさんこんにちは!

 

つぼいさとしです。

今日は、最近読んだ本のご紹介です。

本のタイトルはこちら👇👇

 

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?~身近な疑問からはじめる会計学~』

 山田 真哉さん著

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なかなか面白い、独特なタイトルですよねw

一言でいうと、会計学に関する本です。

 

はい、そこのあなた。

もうこの記事を閉じよう。そう思いましたね?

怒らないので、正直に言ってください。

 

大丈夫です。みなさんの気持ち、とても理解できます。

私もそういう数学的な世界がとても苦手で、自分には無理だと思ってました。

本屋に言って、簿記検定の参考書をチラ見しては、

そっと閉じる毎日。

 

ただ仕事上やっぱり学んでみたいと色々本を探していたのですが、

この本は最適で最高でした。

 

難しい言葉、専門的な言葉をちょいちょい出てきますが、

そういうところは読み飛ばしてもOKだと思います。

 

日常の疑問を複数取り上げ、

私たちが普段触れ合っている世界は会計で溢れている事を、教えてくれます。

 

数字や専門知識からのアプローチというより、

「会計の考え方」を解いてくれる本ですので、

本当にサクサク読めます。

 

この記事では、

本の中で取り上げられている内容を少しご紹介させていただければなと思います。

 

是非最後までお付き合いください!

 

▼街の外れにある高級フランスレストランはなぜ潰れないの?

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みなさん思ったことはありませんか?

 

「このお店、人が入ってるのほどんど見たことないけど、

どうして潰れないんだろう?どうやって生計を立ててるんだろう」

 

散歩してたら、

まあ誰もが一度は経験したことがある感情、思いではないでしょうか?

 

本書の中では、著者の自宅近くにあるフランス料理店が例に上げられています。

値段は普通に高くて、でも人が入ってる様子はあまりない。

なのに、一向に潰れる気配もない。

 

みなさんはどうしてただと思いますか?

 

答えをバンッと言っちゃいますね。

 

【副業と連結して事業を行なっていたから】

 

どういうことか。

著者は実際にお店に行ってみて、トイレに貼られたチラシ見て納得したそうです。

それが、、、、

 

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『大人気!しめきり間近!

<シェフが教えるフランス料理教室>

<ソムリエが教えるワイン教室>

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私もこれを読んだ時、

「そういうことか!!!」

って家で叫びましたw

 

あえて高級であることにも意味があったわけです。

変に安い店ではなく、高級フレンチ店のシェフから教わる方が、

受講者にとっても箔がつきますからね。

 

ちなみに定員は10名で、ワインと料理の教室が2つずつあります。

それぞれ月1回開講なので、毎週やっていることになりますね。

月謝は1万なので、10人×4教室×月謝の1万円=40万の収入です。

これに加え入会費をとっていて、

入会費は経費とかかからないのでそのまま利益計上されるとして、

収入はさらに上乗せされます。

 

さらに!そこで学んだ生徒はお店のリピーターにもなり、

卒業後はたまにきてくれる常連のお客様となる。

 

これなら、たとえ何千人、何万人を集客しなくたって、

お店が成り立つわけですね。

 

こういった本業と副業をつなげつ経営の事を、

会計学では「連結経営」というらしいです。

 

身近な疑問も会計学で説明することができるなんて、

驚きですよね。

 

▼数字の考え方について

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さてこれも面白い、というか私のような数字苦手人間には朗報です。

 

「数字は、全部見ようとしなくていい」

 

著者の山田さんは、こう言ってくれています。

何も会計士さんだって、たとえば会社の決算書全部を見ている訳ではないし、

そんな全部見てたら日が暮れてしまいます。

自分にとって今の重要な数字だけ見て、全体像を想像すればいいんです。

#木を見て森を想像する

 

例えば不動産業者は、ライバル店の売上全ての数字を見るわけではない。

ライバル店が広告に記載している物件の『売り出し日』に注目する人もいるそうな。

売り出し日からどのくらい経過しているかで、

そのお店がどれだけ売るのに苦労してるかがわかり、

自分たちの次の一手が見えてくるということ。

 

ビジネスマンだから、

売上も全部理解して、数学の勉強もして、あああああああ!

ってなるのではなく、まず自分にとってとても大きく影響して、

かつとっかかりやすい数字をよく見て分析し、全体を想像すればいい。

 

数字が苦手と感じる人は、

非常に心が楽になる考え方ではないでしょうか。

 

▼まとめ

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どうでしたでしょうか?

あえて今回、本のタイトルのさおだけ屋に関してこの記事では触れませんでした。

本書の最初の方でその理由は説明されていますので、

気になった方は是非ご購入して読んでみてください!

 

特に印象に残った言葉は、

「ありとあらゆる数字には意味(背景)がある」

という言葉です。

 

数字を数字として見るのではなく、

ここってこうだから、この価格なのか。

とか、

こういう理由だからこの数字設定なのか。

とか、その意味を理解しようとすると、

数字に対する拒絶感がかなり薄れるかと思います。

 

あんなに嫌だったのに、

私は会計の本を即買って、今、会計の勉強が楽しいですw

 

みなさんも是非、

この本でもなんでも会計に関する本を読んでみて、

自分の数学的センスを磨いていっていただければなと思います!

 

それではまた次の記事でお会いしましょう!

 

▼本を出版しています。レビューなど書いてくださると泣いて喜びます(ΩДΩ)

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